痛みへの配慮
こんにちは。アルベーレデンタルブティック院長の阿部一博です。
歯科医院に通うのが「好き」という方は、おそらく少ないと思います。その理由の多くは、「痛い」からではないでしょうか。
治療の際の痛みをなくすためには、麻酔が必要となりますが、その麻酔が痛くて嫌な思いをしてきた、そのせいで歯科治療が嫌いになった、という方は多いでしょう。
どうして麻酔が痛いか、については2つの理由があります。
1.注射針の痛み
ひとつめは注射の針が刺さるときの痛みです。これを回避するために、当院では強力な「表面麻酔」を使用することで、針の痛みをできるだけなくすようにしています。
また、針は細ければ細いほど刺入時の痛みが軽減されます。歯科の分野では一般的に27〜33G(数字が大きいほど細い針)の針を使いますが、当院では現在流通する中で最も細い35Gの超極細の針を使用しています。
さらに、粘膜に存在する痛点を避けて打つ手法や、刺入点を少なくする方法など、技術面でも対策を行っています。
2.麻酔薬注入時の痛み
もうひとつの痛みは、麻酔薬が体内に入っていくときに生じます。
それはゆっくりと注入することで軽減可能ですが、手動ではコントロールは非常に難しいため、当院では電動の注射器を使用しています。
また、麻酔薬は低温だと痛みを感じやすいとされているため、事前に体温近くにまで加温した麻酔薬を使用することで、痛みを感じにくいように工夫をしています。
3.その他
他にも、痛みに影響を及ぼす要素があり、それは「心理面」です。
どうしても治療時には緊張感が強くなると思いますが、このような状況では交感神経が優位になり、痛みを感じやすくなっていると言えます。
そこで、副交感神経を優位にする、つまりはリラックスすることで痛みが感じにくくなるわけですが、当院では病院らしさを内装や圧迫感の少ない設計といった環境づくりのほか、事前にできるだけリラックスできるような声がけをしたり、呼吸をコントロールしてもらうことによって、過度に緊張して痛みに敏感になってしまわないように心がけています。
歯科医院というのは、皆様にとってネガティブなイメージが多く、何かトラブルがない限りはどうしても足が遠のきがちな場所だと思います。
しかしながら、定期的に歯科医院に通うことで大きなトラブルになる前の問題点を未然に発見して早期治療または予防ができます。
それは、長期に渡る口腔の健康維持、ひいては医療費の削減にもつながります。
皆様の歯科に対するネガティブなイメージを払拭し、通いやすい医院、通いたくなる医院を目指して様々な工夫を行っておりますので、「歯科が苦手な方」や「歯科で嫌な思いをしてきた方」にこそ、是非当院を一度受診していただきたいと思っております。