自宅でホワイトニングはできる?
こんにちは、アルベーレデンタルブティック院長の阿部一博です。
今回は、多くの方が気になるホワイトニングについてお話していきたいと思います。
最近は、芸能人や有名人、インフルエンサーの方々などが白い歯を輝かせているのをよく目にしますが、そんな白い歯に憧れる方も多いのではないでしょうか?
まず最初に皆様にお伝えしておきたいのは、
“歯科医院でいうホワイトニングと、それ以外でいうホワイトニングは、全くの別物である”
ということです。
どういうことなのか、これから説明していきます。
■ホワイトニングとは?
歯科医院でいう「ホワイトニング」とは、単に歯の表面についた汚れ、着色を落とすことではなく、歯に染み込んだ色素を分解して、内部から歯を白くすることをいいます。
これを行うためには、医療機関でしか扱うことのできない薬剤を使用する必要があります。
一方で、ドラッグストアで販売されている商品やネット広告などでも「ホワイトニング」効果を謳っているものもありますが、これらがいう「ホワイトニング」は、歯の表面の着色を落とすという効果で、実際は歯の色自体が変わることはありません。
なぜなら、歯という組織は非常に緻密(ちみつ)で、そのような歯の内部にまで効果が及ぶような強力な薬剤は、一般向けに販売できないからです。
したがって、一般向けに販売されている商品では、歯を白くするという効果はほとんど期待できないと考えて差し支えありません。
■ホワイトニングの種類
歯科医院が取り扱うホワイトニングには、大きく分けて2つの種類があります。
・オフィスホワイトニング
ひとつめは、医院に来院して行うオフィスホワイトニングです。
歯の表面に薬剤を塗って、専用の光を当てながら歯に染み付いた色素を取り除いていきます。
一回の来院につき、上記を3クール行い、ご希望に合わせて1〜3回来院いただいてホワイトニングをしていきます。
少ない回数で効果が得られる点、状況を確認しながら行えるのでしみやすい部分を避けたり、痛みが出た場合にすぐ対処ができる点がメリットです。
デメリットとしては、もうひとつの方法よりも費用がかかることが挙げられます。
・ホームホワイトニング
ふたつめの方法は、ホームホワイトニングといって、医院で作成したマウスピース型のトレーを用いてご自宅でホワイトニングを実施するものです。
トレーの中にご自身で薬剤を入れて、お時間があるときに行っていただきます。
自分のペースで好きなときに行うことができるのが良いところですが、十分な効果が得られるまでには時間がかかります(3週間以上)。
■まとめ
以上のように、実際に歯の色自体を白くするためは、歯科医院で行うホワイトニングを行う必要があります。
ホワイトニングを行った後は、白くなった歯の色をできるだけ長持ちさせるためには、歯の表面に汚れを定着させないことが重要です。
そのような用途ですと、市販品の中でも効果が得られるものもあります。
また、着色を防ぐためには定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることも非常に有益です。
お口の中の状況やご希望に合わせてプランを提案いたしますので、歯の色が気になるという方は是非一度ご相談下さいませ。